矢野院長からの豆知識! 健康ブログ

2014年7月31日 木曜日

アロエ軟膏

アロエは、古代より使用されました。かのクレオパトラは、美肌に使用し、アレキサンダー大王は、兵士の傷を治すために戦場に持参させました。日本でも、古来より"医者要らず"、"医者殺し"の別名を貰うほど浸透しています。
内服では、健胃、整腸作用に優れ、特に便秘に対して著効があります。ただ妊婦さんは、その効き目が子宮にも作用するため早産防止等で注意が必要です。またアロエの細胞賦活作用や、抗癌作用なども認められています。
外用では、火傷や切り傷、擦り傷、虫刺され、手荒れや水虫、痔、蓄膿症、軽い床ずれなども改善します。ステロイドなどで難治性の場合も充分効果が期待できて、しかも副作用が少ないと言う万能薬に近い驚きの生薬ですが、若干殺菌作用が弱いために、緑茶カテキンと組み合わせることで最強タッグと成ります。この二つを主成分として、抗アレルギー作用などを期待してステロイドも少し加えてアロエ軟膏を作りました。この軟膏が、一家に一個普及すれば、本当に皮膚科殺しになるかもしれませんね(笑)医薬品として皮膚科に納入できれば良いかもしれませんが、現在のところは矢野医院で細々と販売しています。

投稿者 矢野院長